活動

2018年1月11日

領域代表より年頭メッセージ

協働による飛躍の年へ

2018年が始まりました。皆様のさらなるご健康とご多幸をお祈りいたします。

2017年4月より新たに公募研究者の方々が加わり、同年7月の第2回領域会議などをきっかけとして、計画研究者との間にも共同研究が開始されたこと、なによりと思います。他にも11月に第2回若手の会・技術講習会、12月にA01項目の研究会を開催し、各種学会における共催シンポジウムや、次世代脳ネットワークにおける5領域合同シンポジウムを行うなど、領域として非常に活発な活動を展開することができました。詳細については本ニュースレターや領域HPをご覧ください。

今年は3月26日(日)に東京大学福武ホールにおいて、外部講師として熊谷晋一郎先生(東京大学先端科学技術研究所 准教授)をお招きし、計画研究分担者である原 塑先生(東北大学文学研究科 准教授)のオーガナイズにより市民公開講演会「当事者と科学者をめぐる対話」を開催致します。熊谷先生は東京大学医学部のご出身で、小児科医でもありますが、新生児仮死の後遺症による脳性麻痺のため車椅子で生活されている障害当事者です。「個性」の研究を推進する上でのELSI(Ethical, Legal and Social Issues、倫理的・法的・社会的問題)に関して、多様な個性をもった人々がどのように社会に参画するのか、私たちの領域として考えていくことは重要と考えています。本ニュースレターにも概要を記しておりますので、ご都合のつく方におかれましては、ぜひご参加下さると幸甚です。

もう一つ、領域としての大きなイベントは、7月23日〜25日に京都大学芝蘭会館にて行います第3回領域会議と国際シンポジウムです。国外より7名の著名な研究者をお招きし、領域アドバイザーのうち長谷川寿一先生(東京大学総合文化研究科 教授)および合原一幸先生(東京大学生産技術研究所 教授)含め領域内研究者合わせて15名に登壇頂く他、ポスター発表も設けます。詳しいご案内についてはHPを参照下さい。

さまざまな活動を通じて、「個性」についての多様な研究が一層推進されることを期待します。