活動

2019年12月12日

2019年11月14日~15日に行われた第4回若手の会・技術支援講習会について、若手からのコメントが届きました

第4回若手の会・技術支援講習会に参加して

東京大学 情報理工学系研究科 修士1年
渡邉 元和

この度、2019年11月14日・15日に行われました第4回若手の会・技術支援講習会に参加させていただきました。「個性」創発脳に関する集まりに参加させていただくのは、前回の第4回領域会議に続き2回目でしたが、今回も様々な背景を持つ方たちとお話させていただくなかで、多くの勉強をさせていただきました。

技術支援講習会では、動物の遺伝子や行動に関する計測技術など、多くの専門的な技術に関してのお話を伺いました。私の専門とは異なる分野のお話も多くこれまで知ることのなかった技術がとても多かったのですが、先生方がわかりやすく説明してくださることで他の分野における研究の進め方を学ぶことのできる機会になりました。

研究発表は、ワールドポスター形式という少人数のグループに各テーブルで分かれる形での発表でした。本領域では初の試みだったそうで私も初めて経験したのですが、少人数での発表になることによって他の研究者の方と密に議論をすることができました。そのため、他の方の研究をより詳細に知ることができただけでなく、私の研究に対しても多くのアドバイスを頂くことができ、今後の方針についての参考にさせていただくことができました。

今回の若手の会・技術支援講習会を通して、自分とは異なる専門分野の研究者の方に研究内容を説明させていただく機会も多くあったのですが、短い説明でわかりやすく伝えることの難しさを強く感じました。技術支援会での他の先生方のように、異なる背景を持っている方にもわかりやすく研究を伝える能力も、これから磨いていこうと思います。
最後になりますが、運営してくださっている先生方、会中にお世話になった皆様へ心より御礼申し上げます。

第4回若手の会・技術支援講習会に参加して

京都大学 理学研究科 修士2年(野生動物研究センター)
内藤 アンネグレート素

2019年11月14~15日に開催された第4回若手の会・技術支援講習会に参加させていただきました。「個性」創発脳の会議に出席するのは初めてでしたが、様々な分野の研究者のお話を伺えて、大変有意義な2日間となりました。

技術支援のご講演では、最先端の技術について学ぶことができ、科学技術の発展のスピードを肌で感じることができました。普段関わりの少ない分野の技術の紹介も、とても刺激になりました。

1日目には、基礎生物学研究所所長の阿形清和先生の特別講演も行われ、プラナリアのご研究についてのお話を拝聴しました。最新の技術と斬新なアイディアで、発生から進化まで、研究対象を深く理解する包括的な研究スタイルに感銘を受けました。

また、今回の会議では、ラウンドテーブル形式でポスターを発表するワールドポスターセッションが行われ、私も自分の研究を紹介させていただきました。ゲノムや行動などの専門家の方々に貴重なご意見をいただくことができ、今後の研究につながる知識を得ることができました。また、分野毎ではなく、ランダムなグループに分かれて、気軽に話し合えたため、知識不足の私でも楽しく学べました。アイディアが自由に飛び交い、お互いに刺激を与え合えることは非常に大切なのだと再確認しました。このような場が他の会議や学会でも増えることを願っています。

2日間を通じ、「個性」に関わる最新の研究と技術について学ぶことができ、今後の自分の研究のあり方と進め方を見つめ直す大変いい機会となりました。