活動

2017年7月20日

第2回領域会議報告

2017年7月7日(金)から9日(日)にかけて、計画研究および公募研究関連研究者100名以上が静岡県御殿場市に集い、「個性」創発脳領域の第2回領域会議が開催されました。今回から公募班員も参加し、一気に人数も増え、非常に活発な発表・議論が行われました。各研究者の研究内容は、この領域の名称からも想像できるように、昆虫、げっ歯類、猿、ヒトを対象とした研究および技術開発にわたるものまで様々で個性的ものとなりました。しかし、研究対象は異なっていても、もともと個性とはどのように作られるのか、という共通のテーマのもとに集まった研究者同士の領域会議であることから、お互いの研究内容の理解は十分に深まったのではないかと思われます。この会期中に2回行われた懇親会では、各人が思う「個性」について記されたスライドについて説明・質疑応答が繰り広げられ、大いに盛り上がりました。アドバイザーの先生からも、「これまで多くの人が興味を持ちながらもあまり取り組まれていなかった、個性についてしっかりと議論できる良い領域が立ち上がった。」とのお言葉をいただき、まずは良い領域のスタートが切れたのではないかと認識できました。ただ、ほとんどの研究者の発表が、まだその方向性や計画についてのアイディアを示しただけのものであり、本当にこれからの領域であると考えされられた会でもありました。これから第3回、第4回、第5回と領域会議が開催されていく中で、各研究者間の共同研究なども多数行われ、本領域が確固たる存在を示せるように努力してまいります。

第2回領域会議の様子