活動

2018年8月28日

第3回領域会議報告

2018年7月23日(月)~24日(火)におきまして、京都大学・芝蘭会館にて第3回領域会議を開催しました。110名の領域関係者が参加しました。アドバイザーの先生方、学術調査官の先生方にもお集まり頂き、計画班、および、公募班の研究代表者が発表を行いました。限られた時間の大変タイトなスケジュールでしたが、それぞれの研究班の研究の進捗報告について、大変活発な質疑応答と議論が行われました。アドバイザーの鍋島陽一先生には、様々な角度から、時には厳しい意見も含めて、大変貴重なアドバイスを数多く頂くことができました。これまでの第1回、第2回領域会議を通じて、それぞれの研究班が、どのようなモデル動物や実験系を用いて、「個性」の研究に取り組んでいるのかについて理解を深めてきました。また、A01、A02、A03項目ごとのイベント、若手の会・技術支援班のイベントを通じて、研究班代表者だけでなく、大学院生、博士研究員、研究生、若手教員を含む様々なカテゴリーで議論を重ねてきました。このような積み重ねのもと、本領域の根幹に関わる設問である「個性の科学とはどのようなものか?」について、第3回領域会議においてもさらに深い議論と認識の共有がなされたと感じております。それぞれの研究班の「個性」研究において、具体的な設問の設定が数多くなされ、それらについて科学的な検証が実施されつつある段階に移行していると感じました。また、「個性」研究の推進のために必須である領域内共同研究においても、数多くの研究課題が積極的に実施され、相乗的な効果を生み出しつつある状況を見て取ることができました。このような議論や情報共有を通じて、今後も個性創発脳の研究の発展につなげていけるように、領域全体で一丸となって努力していければと思います。

(文責:京都大学生命科学研究科 今吉 格)

領域関係者110名の参加がありました。

研究の進捗報告が活発に行われました。

活発な質疑討論が繰り広げられました。

鍋島先生から、個性研究に対する期待と厳しいコメントを頂きました。