活動
2019年2月4日
第2回市民公開講演会「壊れた脳を理解する <個性>としての高次脳機能障害」のご案内
若者の貧困の現場に光を当て、家出少女や振り込め詐欺集団などに関する優れたルポルタージュを発表してきた鈴木大介さん。41歳の時に脳血栓を発症して、高次脳機能障害になり、生活が一変した。様々な困りごとに直面しながら、症状回復過程で、発達障害をかかえて生きる人々の困難や気持ちを心から理解できるようになった。高次脳機能障害の研究と臨床の専門家である鈴木匡子さんとの対談を通じて、高次脳機能障害当事者としての体験と、社会に再適応していった過程を明らかにする。
開催日時:2019年3月10日(日) 14:00~16:00(開場13:30)
開催場所:福武ラーニングシアター(東京大学本郷キャンパス 福武ホール地下2階)
対談:鈴木 大介氏 文筆家 × 鈴木 匡子教授 東北大学大学院医学系研究科
司会:原 塑准教授 東北大学大学院文学研究科
スケジュール:
- 14:00
領域代表大隅典子からの挨拶、講演者の紹介 - 14:15
対談 第一部:脳が壊れた - 14:45
休憩(質問紙回収) - 14:50
対談 第二部:脳は変わる - 15:20
休憩(質問紙回収) - 15:35
質疑応答 - 15:55
閉会挨拶
講演者:
- 鈴木 大介(文筆業)
子どもや女性、若者の貧困問題をテーマにした取材活動をし『最貧困女子』(幻冬社)などを代表作とするルポライターだったが、2015年に脳梗塞を発症して高次脳機能障害当事者に。その後は当事者としての自身を取材した闘病記『脳が壊れた』『脳は回復する』(いずれも新潮社)や、夫婦での障害受容を描いた『されど愛しきお妻様』(講談社)などを出版する。 - 鈴木 匡子(東北大学大学院医学系研究科教授)
山形大学医学部卒業。東北大学脳神経内科で神経学を学んだ後、メルボルン大学で神経心理学の臨床・研究を開始。帰国後は東北大学神経内科、同高次機能障害学を経て、2007年より山形大学高次脳機能障害学教授。2017年より現職。
お問合せ:「個性」創発脳事務局 info*koseisouhatsu.jp(「*」を「@」に変換してください)
参加費無料(事前登録をお願いします)