活動
2020年8月3日
計画研究A03柴田班が、世界初で自然環境におけるマカクザルのモーションを2次元画像から推定することが可能なDeepLabCutのモデルとそれに関するpreprintを公開しました
柴田計画班では、「個性」を発見するマーカレス表現型記録・マイニングシステムの開発を推進しています。
この度、世界初で自然環境におけるマカクザルのモーションを2次元画像から推定することが可能な、DeepLabCutのモデルと、それに関するpreprintを公開しました。
PreprintのFigure 1より
本研究では、自然なシーンに登場するサルの特徴ラベルの大規模なオープンデータセットを作成しました。このデータセットは、マカクザルのマーカーレスモーションキャプチャのための深層学習モデルの訓練やテスト、またアルゴリズムの開発に役立つものであり、人工知能を用いた非ヒト霊長類の革新的な行動解析技術の開発を加速させ、神経科学や医学、生態学などの多くの分野における研究に貢献することが期待されます。
本研究は、新学術領域「個性創発脳」が主導し、自然科学研究機構、富山大学、京都大学霊長類研究所と共同して行いました。DeepLabCutの学習済モデルは、Model Zooにて公開されています。